【機材紹介】E7(MOOER)
こんばんは、shimoです!
今回ご紹介するのは MOOER の E7 です!

【特長】
MOOER E7 は、7種類のモードで多種多様な“ぶっ飛んだ音”を出せるシンセ系エフェクター。
完全に飛び道具枠なんですが、モードによっては意外とシンプル寄りの音色もあり、ギタリストの発想力が試されるタイプのペダルと思います。
飛び道具系シンセエフェクターって、ハイが刺さったりローが暴れたりして扱いにくいことが多いんですが、E7は ハイカット/ローカットのツマミが付いているので、アンサンブルに馴染む音に整えやすいのが嬉しいポイント。
さらに、プリセットの保存機能があるので、一度作った音色をすぐ呼び出せるのも便利です。
小型筐体ながら“作って遊んでそのまま実戦投入”までいけるのはなかなか強いです。
音質もチープさはなく、しっかり太くて存在感があります。“安いから安っぽい音”ではないところは、さすがMOOERという印象です。
【欠点】
まず大前提として、自然な音は全くしません。
ギターっぽさは消え失せて“完全にシンセ”、それもわりと個性強めの方向なので、原音を大事にしたい人にはまったく向きません。
「ギターらしいニュアンスを保ったまま音を加工したい」というタイプとは真逆です。
さらに、E7は 演奏中にモードを切り替えるのがほぼ不可能。
操作スイッチがフットスイッチとは別なので、ライブで踏み替えるのは現実的じゃなく、
結果としてライブ中の1曲で1モードしか使えないことが多いです。
オリジナル曲で“ここぞ!”という1箇所にぶち込む飛び道具、という使い方が現実的です。
“飛び道具中の飛び道具”なので、コピーバンドではほぼ使いどころがないと思います。
【まとめ】
MOOER E7 は、
「とにかく目立ちたい」
「ギターをシンセに変身させたい」
「ライブで異彩を放ちたい」
という(僕のような)ギタリストに向けた 飛び道具ペダル です。
- 7種類の強烈なシンセモード
- 太くて存在感のある音質
- EQで飛び道具ながら扱いやすくできる
- プリセット保存で音色管理もラク
- ただし自然さはゼロ、原音重視にはまったく不向き
- 演奏中のモード切替は現実的ではなく、1曲に1モード運用が基本
- コピバンではほぼ出番なし
こんな特徴を踏まえると、
「普通じゃ満足できない」「ステージで奇抜な音を放ちたい」そんな人にはドンピシャの1台です。
逆に、ナチュラル系を求める人や既存曲再現勢には全くおすすめしません…


